「木工屋　拓」

本来ならば今日が退院の日だったのだが・・・。

3月21日の朝、主治医の先生から退院の話が出てきたので、一安心。
日曜日ぐらいに退院しようと妻と話をしていたのだが、夕方頃に先生から話があると呼ばれました。

先生、「まずいことになりました！」
私、「はぁ？」

先生の話からすると、手術した部分の骨がずれてしまってよくないようだ。
ずれた原因は不明だが、このままでは手術の意味が無い。
そして、運命の一言・・・、「再手術をしましょう」
目の前が真っ暗になった。
ようやく笑顔が戻ってきたのに、またあの辛さを娘にしなければならないのか？
娘にも退院のことを告げてしまったのに、なんて説明すればいいのか？
頭の中が混乱していると、先生が手術は早い方がいいので「3月23日（金曜日）にしましょう」だって。
パニックだぁ～。
自分たちが無理に娘を動かしたのが良くなかったのか、何が良くなかったのか分からないが、ずれたままにするのは良くない、再手術をすることにした。

娘に手術のことはどうしても言えない。
手術前日に先生と相談して、「ギブスを新しくする」ってことで娘に話をすることにした。
娘は何の疑いも無く、「うん、分かった」と返事をしてくれたが・・・。
手術当日も先生、看護師、手術スタッフ総動員でウソを吐いてもらい、前回ほどパニックにならずに手術室に行くことができた。
前回は手術室で大泣きだったが、今回は笑顔の娘を見てちょっと安心、しかし今話していることは薬の影響で覚えていないそうだ・・・。
麻酔が効き始めたので、部屋に戻って待つことに。

手術終了時間になっても娘が戻って来ない。
何かあったのか心配だったが、看護師の話では上手くいっているよだ。
予定より1時間たった頃にようやく娘が戻ってきた。
今回はすでに麻酔が切れていて、目が覚めて帰ってきた。
先生の話では手術は成功、ずれないようにいろいろと工夫したので時間がかかったそうだ。
まずは、一安心だが・・・やはり娘には笑顔が無くなっている(T_T)
これから痛みとの戦いがまた始まる。
がんばれ、娘！！！！